予防ワクチン接種の対象は10歳からですので処女でも平気です。

子宮頸癌(しきゅうけいがん)

ロストバージン前の「よくある質問」とは別に処女喪失時または処女喪失後のよくある質問をまとめてみました。

子宮頸癌(しきゅうけいがん)とロストバージン(処女喪失)

子宮頸癌(しきゅうけいがん)予防ワクチンは10代から接種することができます。
それは性交渉経験前である処女である時期がもっとも効果的であるといわれています。
ロストバージン(処女喪失)した後でもワクチンの効果は認められています。

子宮頸癌(しきゅうけいがん)は、子宮頸部(しきゅうけいぶ)と呼ばれる子宮の出入り口付近に発生する癌です。
子宮頸癌(しきゅうけいがん)の原因は、ほぼ解明されているといわれております。
すなわち予防ができるがんであるということです。
定期的に検診を受けることで、早期発見し、子宮を失わずに治療することが可能です。
子宮にできるがんには、この他にも、「子宮体部(しきゅうたいぶ)」、「子宮体がん(しきゅうたいがん)」または「子宮内膜がん(しきゅうないまくがん)」と呼びます。
一般に「子宮がん」というと「子宮体がん」をイメージする方が多いのですが、この2種類のがんには原因や発症しやすい年齢や特徴および治療法などが違うため、それぞれについて正しい知識が必要となります。

ロストバージン(処女喪失)したあとで、直ぐに子宮頸癌(しきゅうけいがん)になることはありません。
『がん』と聞くと、身近な家族や親戚にがんになった人がいると遺伝子の影響からなりやすいというイメージがあります。
子宮頸癌(しきゅうけいがん)は遺伝などには関係なくても、性交経験がある女性であれば誰でもなる可能性がある病気です。

20代後半から30代に急増し、若い女性の発症率が増加傾向にあります。
これに対して子宮体がんは閉経前後の50代から60代の女性に多く、若い女性に多い子宮頸がんとは対照的です。
子宮癌(しきゅうがん)は、女性特有のがんになります。
そこで何故、なるのか原因を知っておく必要があります。

子宮頸癌(しきゅうけいがん)は原因が解明されています。
子宮頸癌(しきゅうけいがん)の原因は、ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染であることが明らかになっています。
子宮頸癌(しきゅうけいがん)の原因である発がん性ヒトパピローマウイルス(HPV)は、皮膚と皮膚(粘膜)の接触によって感染するウイルスでか。
その多くが性交渉によって感染すると考えられています。
ヒトパピローマウイルス(HPV)は、性交渉がある女性の約80%が一生に一度は感染していると報告されている、とてもありふれたウイルスになります。
このことから、ロストバージン(処女喪失)後の性行動により子宮頸癌(しきゅうけいがん)になる可能性を持っていることになります。

ヒトパピローマウイルス(HPV)は100種類以上のタイプがあります。
このうちの約15種類は子宮頸癌(しきゅうけいがん)の原因となることが多いため、発がん性ヒトパピローマウイルス(HPV)と呼ばれています。
中でも、ヒトパピローマウイルス(HPV)16型とヒトパピローマウイルス(HPV)18型と呼ばれる2種類は、子宮頸癌(しきゅうけいがん)を発症している20〜30代の女性の約70〜80%から見つかっています。
発がん性ヒトパピローマウイルス(HPV)は、多くは性交渉の時に感染します。
性器のまわりの皮膚や粘膜との密接な接触などによっても感染することがあります。
コンドーム(スキン)は感染を防ぐ有効な手段ではありますが、完全に防ぐことはできませんのでパートナーには注意が必要です。

感染してしまったヒトパピローマウイルス(HPV)にはハイリスク型とローリスク型があります。
子宮頸癌(しきゅうけいがん)を引き起こすのは発がん性ヒトパピローマウイルス(HPV)といわれるハイリスク型のみです。
また、ハイリスク型ヒトパピローマウイルス(HPV)に感染しても90%以上は体内から自然消失するため、子宮頸癌(しきゅうけいがん)に進展するのはごくわずかです。
全世界で毎年3億人の女性から子宮頸部へのヒトパピローマウイルス(HPV)感染がみつかると仮定した場合、そのうちの約0.15%が子宮頸癌(しきゅうけいがん)を発症すると推定されています。
この子宮頸癌(しきゅうけいがん)に至るまでには、数年〜十数年という長い年月がかかります。
そこで定期的な子宮頸癌(しきゅうけいがん)検診を受けていれば、がんになる前の状態(前がん病変)を発見することができますし、治療することが可能です。

子宮頸癌(しきゅうけいがん)は、女性の命はもちろんのこと、妊娠や出産の可能性まで奪ってしまう危険性をはらんでいます。
生活や人生に大きな影響を及ぼす病気です。
定期的な検診によってがんになる前に発見できる病気でもあります。
そこで、ロストバージン(処女喪失)を体験し、パートナーが出来たとき定期的な診断をお勧めしております。

子宮頸癌(しきゅうけいがん)の検診や診断は、全国の婦人科クリニックで受けることができます。
現在では、社会の関心が高まり以前より自治体での実施傾向が見直されたり、結婚前のブライダル検診の一部に含まれるなど、さまざまな形で検診が可能です。
2年に一度は、検診を欠かさずに受けてみましょう。

何らかの症状があったり、医師に相談したいことがあるときは、事前にメモを作って準備しておくといいでしょう。
がんになる前や初期の子宮頸癌(しきゅうけいがん)は無症状です。
進行した子宮頸癌(しきゅうけいがん)となると下記のような症状があげられます。
・性交(セックス)時の出血
・おりものの異常(茶褐色、黒褐色のおりものが増える)
・不正出血(月経時以外の出血)
・下腹部や腰の痛みなど

より多くの情報を手に入れることは、よりよい選択につながります。
恥ずかしがったり遠慮したりせず、率直に質問しましょう。
自分の体を大切にすることは、決して恥ずかしいことではありません。
子宮頸癌(しきゅうけいがん)は定期的な検診によってがんになる前の状態(前がん病変)を発見することができ、がんになる前に治療が可能な病気です。
検診そのものはわずか5分程度で終わる子宮頸癌(しきゅうけいがん)検診です。
貴女とこれから生まれてくるかもしれない未来の子供と、貴女の子宮と命を守るために、症状がなくても、1〜2年に一度は、検診を欠かさず受けることをお勧めします。

子宮頸癌(しきゅうけいがん)と予防ワクチン

ウイルスなどが体に入ってくるとそれを攻撃する物質(抗体)ができます。
抗体を作るまでには少しばかり時間がかかります。なかには抗体をつくらせないように暴れるウイルスもいます。
ワクチンを接種することで、ウイルスなどが体に侵入してきた時にいち早く反撃するために、あらかじめウイルスなどに対する抗体をつくらせておくことができます。
これは病気を防ぐ方法として有効です。

子宮頸癌(しきゅうけいがん)予防ワクチンは、発がん性ヒトパピローマウイルス(HPV)の中でも特に子宮頸癌(しきゅうけいがん)の原因として最も多く報告されているヒトパピローマウイルス(HPV)16型とヒトパピローマウイルス(HPV)18型の感染を防ぐワクチンです。
海外ではすでに100カ国以上で使用されています。
日本では2009年10月に承認され、2009年12月22日より一般の医療機関で接種することができるようになりました。
感染を防ぐために3回のワクチン接種で、発がん性ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染から長期にわたってからだを守ることが可能です。
しかし、このワクチンは、すでに今感染しているヒトパピローマウイルス(HPV)を排除したり、子宮頸部の前がん病変やがん細胞を治す効果はなく、あくまで接種後のヒトパピローマウイルス(HPV)感染を防ぐものです。

子宮頸癌(しきゅうけいがん)予防ワクチンは、子宮頸癌(しきゅうけいがん)の原因となりやすいヒトパピローマウイルス(HPV)16型とヒトパピローマウイルス(HPV)18型のウイルスに対する抗体をつくらせるワクチンです。
なお、このワクチンに含まれるウイルスには中身(遺伝子)がないので、接種しても感染することはありません。

ヒトパピローマウイルス(HPV)に自然感染しても90%以上は体内から自然消失しています。
しかしながら、十分な免疫が獲得できないため、何度でも感染するリスクがあります。
したがって、過去にヒトパピローマウイルス(HPV)に感染した人でも未感染の人と同様、予防ワクチン接種により十分な免疫を獲得でき、高い予防効果が期待できます。
日本産婦人科医会では、45歳までの女性の接種を推奨しています。

予防ワクチン接種は、ロストバージン(処女喪失)前が最も効果的であると言われています。なお予防ワクチン接種の対象は10歳からです。

自治体が実施している住民検診てば1,000〜2,000円程度です。

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