処女喪失する期待と不安。そして悩みから安心へ

ポール・ゴーギャン(Paul Gauguin)

1848年〜1903年　　後期印象派

1848年フランス生まれ、後期印象派であるポール・ゴーギャン(Paul Gauguin)。
35歳から画家として生き始めた遅咲きの画家である。
1891年フランスでの暗い生活を捨てて、暖かい南国の楽園タヒチへ憧れて移住した。
その後一旦はフランスへ戻るも、1895年再びタヒチへ移住をする。
彼の作品は、そのタヒチで女性を描いたものが有名である。
1890-91年頃の作品であると考えられるゴーギャンの作品が「処女喪失（春の目覚め）」である。

この作品に描かれている裸婦は、ゴーギャンの恋人であるといわれている。
子供を身篭っていた２０歳の愛人であったジュリエット・ユエである。
ということは、２０歳になる前に処女を喪失していたことを意味する。

この作品に描かれている狐は「誘惑」を描いているといわれている。
彼女が手にしている花はシクラメンであり、純潔の喪失（処女喪失）を表していると言われています。
全体的に暗い色合いであることから、裸婦は不安を抱いているものの、セックスに対する期待(狐)も抱いています。
そして、自らの手でシクラメンを握っていることは、処女喪失への決意でもあると読み取れます。
彼女の右手奥(奥行きは未来を指していると考えれば)には結婚式をあげたばかりの参列が坂を上っています。
手前の緑色の大きな張りぼてはペニスを象徴しているかのようにも見えますが、対峙した位置には奥行きにある山(または石？)と化しています。
赤い大地(破瓜)は処女喪失時の出血を連想させますが、その先には青い海が広がり、明るい空が見えています。

処女喪失するということは、オーガズム体験をするに等しいです。
横たわっている女性の表情は穏やかで、苦悩に溢れていません。
これはすなわち、オーガズムに達した後で、セックスをする快感を覚えてしまったことに違いがありません。
後戻りの出来ない少女時代(性経験のない身体)から、またセックスがしたい(誘惑)を狐があらわしているともとれます。

いつの時代も処女喪失することは、人生の通過点であり、最初は誰でも不安が付きまとうものです。
その不安も経験することで、想像ではなくてセックスを知ることになります。
そのセックスが、オーガズムを体験できるものであれば、いいのですが、相手の男性によっては暴力に似た酷いものになってしまうことは珍しくありません。
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ゴーギャンの裸婦の左つま先が微妙に曲がっているように描かれています。
その女性の両脚はピンと伸びたまま、腹筋に力が入っているようにも見受けられます。
処女喪失した後、この絵をもう一度見ると、きっと処女のときではわからなかった点を発見することが出来るはずです。

処女喪失後に、もう一度見てみるとよい絵です。

処女喪失したくなればお気軽にご相談下さい。

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