処女でいることに劣等感を感じる不安と悩み
バージンコンプレックスというべきでしょうか、処女であることで劣等感を感じる症例のお話です。
ここでは「バージンコンプレックス」とは、愛する男性に初体験の相手として選択し、身を任せたい感情とは別に、第一希望がかなわない代替案として、性欲を鎮めるために身を任せたい女性の二重心理をさします。
理想として、結婚相手に初恋の人がはじめての異性であるのに対して、失恋を経験し恋愛の相手を選択することで、劣等感が芽生えます
自分が、他の女性と比較して劣っているため、無価値ゆえに生きていてもしかたないなど思いこみ、ふさぎ込んでしまう。自信喪失した時に湧き上がる心情です。
さて、本当に無価値ゆえに生きていてもしかたない存在なのか落ち着いて考えてみれば、そうではないことに気が付くはずです。
それを直ぐに理解される人もいれば、数年かかる人もいます。このような経験は「誰にでもある」ことなのです。
たまたま、理想の結婚をした女性がいたとしても人生は長いです。初体験が理想だとしても、出産、育児などイベントは続きます。さらに浮気や経済的苦境などの試練もあります。
思い通りにならなかったから、自分がダメなんだという劣等感は長い目で見れば解決できます。今は大きな悩みでも、大きな劣等感ほど時がたてば笑い話になります。
コンプレックスは言葉にすることのできない、怒りや悲しみなど強い感情が芽生えたり、体験し、知らず知らずのうちに価値観が形成され「無意識な状態」で存在していることです。
バージンコンプレックスは、意識して理解できる劣等感と、無意識の中にある言葉にすることのできない、怒りや悲しみなどの複合概念となります。
高校の同級生が体験したバージンコンプレックスの解消
思春期になると、性欲と同時に強い好奇心も育ちます。特に女性は生理を迎え、体の変化を目の当たりにすることでしょう。
若くて幼い健康な女性ほど性欲をコントロールをすることは難しいものです。この性欲の処理の方法すら、わからず苦痛に耐え相談する相手もいなければかわいそうです。
今回、ご紹介する二人は、親友であり性的なところもありのままに情報を共有し合っている間柄と言うことでした。
A子さん、B子さん共に18歳です。高校を卒業して、二人とも別々の場所で働いている社会人です。
今回、ご相談があったのがB子さんからでした。
A子さんの初恋の男性が、二人の知り合いでもあるC子さんと付き合っているのを知っていたものの、彼女に子供ができたというのです。
これを機会に結婚をする話を耳にして、処女を捨てるために親友のB子さんに相談したものです。
A子さんは、男の友人からC子から積極的にエッチに持ち込んだらしいという話を聞いて、自分も性的な経験があればもっと積極的になれたかもしれないと考えたようです。
C子さんは学生時代から、男遊びが豊富で、知っているだけでも性的な関係にあった男性は片手を越していた。
身体の芯から湧き出る性欲を押し殺していた。ナンパやエッチな誘いがないわけではなかった。けど、誰でもいいC子とは違うという自負があった。
それなのに、自分ではなくC子を選択した彼に対して、憎しみすら感じるというのです。
そのような自分が嫌で、ふっきりたい。そこでA子さんに代わって、B子さんが当サイトに相談のメールをされました。
「親友のA子が、こちらのサイトを知って、信用ができるのであれば処女を捨ててしまいたいと、とんでもないことをいうのです。
私、びっくりしてしまって、処女を捨てたいから好きでもない人と、ロカトバージンをするなんてありえないと言ったのです。
そのままにしていたら、一人で申し込みをしてしまう気がしたので、代わりに申し込みをしてみる。」
B子さんは親友のA子さんが、心配だったのでしょう。そこで、正式にサポートをお申し込みをする、しないは別として、サポーターさんと3人でお会いしてみることを事務局から提案しました。
途中でやめられるし、話だけでもすることで気持ちが落ち着くかもしれません。
そして、3人で面接をすることになりました。
内容が性的な部分に触れるため、喫茶店など他人が耳をすませば聞こえる環境ではない密室が望ましいです。
本来であればホテルの一室を提供するところですが、二人とも若くて不安感のほうが勝っていました。
そこで、特別お車をご用意することにしました。面談は初対面につき、3人で車内でお話をすることにいたしました。
B子さんは、助手席に座り開口一番「好きな人が結婚するからと言って、処女を好きでもない人とセックスして捨ててしまいたいというの。どうかしているのです。ヘンだといってあげてください。」と言いました。
後部座席に座ったA子さんは下を向いて黙ったままです。
「親友のB子さんが、今までに何度も同じことを繰り返し説得されてきたわけでしょう? そうしなければならない事情が他にもあるのではないですか?」
A子さんは、前を向いて堂々と語り始めました。「自分の中にある嫌らしい塊が膨らんでいて、人の前では何食わぬ顔をして「その存在を否定」しています。実は、経験してみたいけれど、相手がいない。
C子みたいに、男友達から言い寄ればだれでもいいわけではない。まずは痛くないのてあれば、次のステップのために処女を卒業したい。自分で決めたことです。」
B子さんは、「あんた、何言っているの?」と制止にかかりました。
A子さんはさらに続けました。「性欲をごまかして、卑猥なものを意識的に避けてきました。けど、知りたいのです。自分がどう変化して、どうすればいいのかコントロールできるようになりたい。この気持ちを抑える反動として、妙にイライラしたり、人に食って掛かったり、ひどいときには万引きしようとしたこともありました。」
性欲を抑えるために、意識すればするほど、本当の自分でないし、嫌いになるというのです。
かといって、ことことを親や同世代の男女友達には知られたくない。むしろ、知らない人で、性病や妊娠の心配がない安心して任せられるならセックスを経験してみたい強い決意がありました。
性欲は、処女(バージン)でもあります。活火山もあれば休火山もある。男性経験がなくても、性欲が強い女性がいれば、全然感じない女性もいます。
A子さんはすでに大人の女性として性欲が勝り、経験したくてしょうがないのです。しかも安全に、痛くなく処女を卒業することで、新しい出会いを迎えたときにひるむことなく前向きになれる信じていました。
この気持ちを我慢することは、他人に八つ当たりをしたり、万引きまでして気を紛らわそうとする自分を知り嫌気がさしたのです。
そこでB子さんに相談して、承諾してしてもらうつもりが強い反対をされたため、A子さんに同意してもらうため3人で会うことを承諾したようでした。
サポーターさんが、いつ卒業したいのかを尋ねました。A子さんはいつでもいいですと答えました。
そこで、今からラブホテルにでも行ってみませんか、と誘ったところお願いしますと答えました。
そこで、B子さんが驚いていいました。「何言っているの。話だけでということで来たわけです。別の日でもいいじゃない。このままラブホテルなんか、行ったらやられちゃうよ。」
言葉が悪いようですが、A子さんのことが心配でやまないのが伝わります。悪気はないのでしょう。
サポーターさんがいいました。「B子さんは何もA子さんのことを理解されていないようですね。すでに気持ちは固めているのです。今回は、反対せずに賛成してほしくて3人であっているのです。」
すると、B子さんは信じられないという表情になりました。「この人の言っていること、本当なの?」
A子さんは、「ええ、そのつもりでした」と答えました。
もうB子さんがA子さんの決意に対して、反対することはしませんでした。
そこで、二手に分かれることにしました。B子さんは最寄りのファミリーレストランで待機していただき、A子さんとサポータさんはラブホテルへと向かいました。
A子さんは処女であるにもかかわらず、既に愛液でぐっしょりでした。性感帯も、ある程度出来上がっていて、初体験なのに何度もオーガズムを迎えました。
こんなに気持ちの良いことを、今まで我慢していた自分が損していたと言いました。はじめてなのに、こんなにも感度がいいのは、オナニーの経験があるからではないですかと尋ねたところ素直に自慰経験がありますと答えました。
このことだけは親友のB子にも言っていない秘密でした。
処女を無事卒業したA子さんはすっきりした表情で、また来週お会いしてオーガズムをもっと体験したいとアフターフォローの申し込みまでありました。
新しい恋愛を成就するために、陰毛の手入れ方法と要点、避妊の仕方と正しいスキンの付け方、処女特有のキスなど「転ばぬ先の杖」を伝授したところ大変喜んで帰りました。
途中、B子さんから何度も、携帯電話が鳴り、集中力が途絶えましたが、A子さんの意思で「これから大事なところだから電話してこないで」という注意が功をなしました。
心配しているB子さんと合流し、二人を最寄りの駅に送り届けました。
別れ際のA子さんは最初逢った時の表情と別れ際では別人でした。むしろB子さんの表情が始終険しくいらいらしていました。
(2015-11-18)
処女でいることに劣等感を感じる不安と悩み